おはようございます。
マナビツナグヒトのみこりんです。
昨日は、「いだてん」の日。視聴率が悪いと言われていますが、私は好きなんです。昨日は、伝説のオリンピック「前畑秀子ストーリー」でした。
今日お伝えしたいことは、「なんで私はがんばるの？」です。
前畑秀子といえば、
「頑張れ、前畑、前畑頑張れ、頑張れ！！」ですね。
昨日はちょうどその場面でした。
前畑秀子（以下秀子）は、
前回のロスオリンピックで10分の1秒の差で
惜しくも金メダルを逃しています。
その屈辱を果たすべく臨んだベルリンオリンピック。
しかし、国民の期待はあまりにも大きく、
「金メダル至上命令」のようになっていました。
秀子は、そのプレッシャーに押しつぶされそうになります。
予選で自己ベスト記録を出し、さらに期待の上塗り、
決勝前夜は、緊張のピーク。
眠れない夜を過ごしているところへ、亡くなった両親が現れます。
「金メダルをとって」と励ます両親に、
「私の４年間はなんだったの？
金メダルを取れなかったらどうなるの？」
と怒りをぶつけます。
この時の秀子は、「～させられてる」感満載でした。
それが母の一言で変わるのです。
「応援してくれている人全員と一緒に泳ぐ。」
そう気持ちを変えるのです。
結果、
「前畑頑張れ、頑張れ前畑、頑張れ、頑張れ、頑張れ・・・」
秀子は、金メダルを取るのです。
はい、長くなりました、番組の説明。
でも、この秀子の心の変化が大事だと伝えたかったのです。
「頑張らなくていいよ」、
「頑張りすぎは良くないよ」、
「頑張れって言わないほうがいいのでは」。
そういう声は多いです。
頑張りすぎは辛いから、
頑張りすぎて苦しくて、
心や体を壊してしまう人がいるから、
だから「頑張れ」は言わないほうが
いい言葉になってきているように思います。
でも、私は意外と「頑張る」ことは好きなんです。
「頑張る」から前に進めるし、
「頑張る」からできなかったこともできるようになるし、
今まで「頑張って」きたから今の私がある、
そう思っています。
だけど、
「頑張る」が呪いになってしまう場合もあります。
それは、
「頑張る」エンジンに原因があります。
エンジンは、主に２つあります。
１つは、欠乏エンジン、
もう１つは、成長エンジン。
欠乏エンジンとは、頑張らないとダメになるというもの。
だから、常に頑張るのです。
頑張ってないと、認めてもらえないから、価値がないから、
何かに終われるように頑張り続けて、
どこまでいってもゴールでない、状態になっちゃいます。
これ苦しいです、辛いです、途中で折れそうになります。
成長エンジンとは、頑張る過程に喜びを得るもの。
結果ではなく、少しでも進んでいる、上達している、
そのプロセスを感じとり、成長に喜びを見出せるエンジン。
秀子の例でいうと、
プレッシャーに押しつぶされている状態は、
欠乏エンジンでした。
それが、「みんなと一緒に」めざすというエンジンに変わると、
途端に表情もモチベーションも変わりました。
同じプレッシャーでも、
苦しみから後押しへと変わると、
こんなに違いが出るのだ、と考えさせられた場面でした。
つまり、「なんで私はがんばるの？」です。
自分の頑張るエンジンの仕組みを知っておくことは大事です。
そして、それが欠乏から来ているなら、
自分の辛さや諦め感はそのエンジンにあると思ってください。
そして
前向きに、伸び伸びと進めるエンジンを見つけ、
そちらに乗り換えるといいと思うのです。
私自身も、つい欠乏エンジンが入っちゃうので、
意識して成長を感じ取るようにしています。
あ、今日の画像はラグビーW杯開会式で、
連獅子を演じた市川右團次・右近親子です。
右近くんは、まだ小学校3年生。
それこそ、頑張って親子でこの機会を得たのです。
私は、今日は、午前中は講座です。
頑張ってきます。
台風による暴風雨が懸念されています。
みなさま、お気をつけて過ごしてくださいね。
読んでくださり、ありがとうございました。
皆さまが幸せで笑顔の１日になりますように。